秘密の遊園地

先日、なんと30代も後半にして初めて「わくわくメルヘンランド」に行って参りました。

ここは都内に古くからある小さな遊園地で、なんと今年で創業60年とのことです。最近はコスプレの聖地としても有名?らしく、完成度の高いレイヤー(コスプレする方の事をこう呼ぶらしいです)の前には、撮影志願の「撮りプレ」の方々が列をなす。そんな光景も多く見受けられました。

かくいう私も、当日はジーパンに革ジャン+ニット帽というクラシックな「泥棒コスプレ」で晴れてレイヤー達の仲間入りを果たした、というわけです。
 

60周年.jpgのサムネール画像

 

コスプレ.jpgのサムネール画像

レイヤーの方々

 

さて、そんな「わくわくメルヘンランド」ですが、およそ「わくわく」や「メルヘン」等とは無縁な生活を送っている身としては、込みあげる「わくわく」を体全体で表現できるだろうか?あるいは道端に「小さなメルヘン」を見つけては、可愛らしく「にょ。。」等と振舞えるものか?


そんな不安を胸に、先ずは「ティーカップ」にてわくわく体験をと、はやる気持ちを静めカップに乗り込みましたが、やはりカップが回り出すと自ずとテンションも上がるというものです。


序盤はカップの公転にゆったりと身を任せては、目に流れる園内の景色(+レイヤー)を堪能しておりましたが、やはりティーカップの神髄は自転にあり、と激しく支柱(例のテーブルです)を回し遠心力に身をのけぞらせていると、係員から「危ないのであまりのけぞらないで下さい!」と一括。わくわく体験もままならず、断腸の思いでカップを後にしました。


Tea Cup.jpgのサムネール画像のサムネール画像

(いったいどの程度ののけぞりなら許されるのか

出だしからわくわく体験に茶々を入れられ(のけぞりすぎた私が悪い)ならばメルヘンを、と「メリーゴーランド」にまたがりましたが、「もっと荒ぶるようなロデオ感が欲しいな」、「これちょっとスピード遅いんじゃないのか?」と、前の馬の上下する尻を眺めながら、ますますメルヘンから遠ざかっている自分を思い知るはめに

 

メリーゴーランド.jpgのサムネール画像

 

その後も「探し物」を求めては観覧車やファミリーコースター(超低速ジェットコースター)等を乗り継いだものの、「わくわく」も「メルヘン」も見出せないままに乗り物券も底をつき、帰る時間となってしまいました。

観覧車.jpg
観覧車からの展望、ドアを閉めても2cmほどの隙間があいていて結構怖いです。

 

 

コースター.jpg 

何故あおむしをモチーフに?ファミリーコースター 

 
結局最も「わくわく」したのは、頼んだ生ビールを待っている数秒間(×3杯)でした。

ビール.jpgのサムネール画像 

 

救いだったのは息子の(※私1人で来ていたわけではないです)、「まあまあ楽しかった…」との一言。私も「それならまあまあ来てよかった…」と同じような感想を胸に、家路につきました。
 

さて、この「わくわくメルヘンランド」、本当は「あらかわ遊園」というところです。入り口のゲートに「わくわく~」と書いてあったもので…

みなさんも行ってみては?私見ですが、公園と遊園地の中間のような不思議な場所です。意外にのんびり出来ますよ。
 

ゲート.jpgのサムネール画像  

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最終更新:2023/10/04 RSSについて

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