光源寺(駒込大観音)

住  所
文京区向丘2-38-22
電  話
03-3821-1188
アクセス
東京メトロ南北線「本駒込駅」下車 徒歩3分
東京メトロ千代田線「千駄木駅」下車 徒歩10分
都営三田線「白山駅」下車 徒歩8分
拝 観 料
無料

千駄木駅から団子坂を上り、本駒込駅に抜ける大観音通りを歩いて5分、右手に白くて大きな建物が見えてきます。門をくぐり広い境内に入ると、駒込大観音(こまごめおおがんのん)が安置された観音堂と光源寺の本堂があります。

光源寺は、1589年(天正17年)に神田に創建。1648年(慶安元年)に現在の場所に移転しました。1697年(元禄10年)に造立された初代大観音(十一面観音像)の御丈は約7.8メートルだったといわれています。当時、多くの信仰を集めていましたが、1945年(昭和20年)の東京大空襲で、本堂を含めすべて焼失しました。その後、1993年(平成5年)に御丈6メートル余りの金色の観音像とお堂、2006年(平成18年)に本堂・庫裏が再建されています。

観音堂の隣には、「蓬莱梅」(ほうらいばい)と呼ばれる枝ぶりのよい大きな梅の木が立っています。これは、現住職の島田俊匡さんが、1945年の空襲で消失した樹齢300年の梅の古木に思いを馳せ、同じ場所に移植したもの。この代替わりとなった梅の木は、島田さんが各地を探し求め、群馬県の榛名山(はるなさん)で見つけたものだそうです。「蓬莱梅」という名前は、現在の町名である「向丘」の旧名が「駒込蓬莱町」だったことに由来しています。

蓬莱町は、1872年(明治5年)から1965年(昭和40年)までの町名です。中国の伝説に登場する仙人が住むとされていた「蓬莱山」の名にあやかり、将来の繁栄を願ってつけられました。

蓬莱町の由来が書かれた案内板

境内の広い前庭では、毎年7月9日、10日に「ほおずき千成り市」が開催されます。ほおずき市は、台東区・浅草寺の市が有名ですが、ほおずき市そのものは江戸時代から続く縁日で、都内でも各地で市が立ちます。なお、この期間にお参りをすると、「四万六千日」分の御利益を得られるとされており、たくさんの人が参拝に訪れます。かつては、光源寺がある地域の子どもの数が減ったことなどから、露店の数が減り、市が途絶えた時期もありましたが、現住職の奥さん(富士子さん)が地域住民とともに盛り上げ、見事に復活させました。

昨年は3000人近い来場客で賑わった

近年の「ほおずき千成り市」では、ほおずきや風鈴をはじめ、手づくりの小物、アクセサリー、衣類などが売られるほか、食べ物の屋台も立ち並び、音楽ライブも行われ、文京区の恒例行事の一つとして根付いています。今年も7月9日(土)、10日(日)に開催されますので、ぜひ、足を運んでみてください。

なお、境内は、演劇の公演やコンサート、地域住民によるホームレスの方への炊き出しなど、さまざまな活動に使用されています。2011年(平成23年)の東日本大震災では、被災地支援の拠点にもなりました。また、観音堂の脇にある蓮華堂は普段から開放されており、地域の人の交流の場になっています。