お茶の水・おりがみ会館
東京都文京区湯島1-7-14
JRお茶の水駅(聖橋出口)徒歩7分
東京メトロ丸の内線お茶の水駅下車徒歩7分
東京メトロ千代田線新お茶の水駅徒歩7分
東京メトロ銀座線末広町下車徒歩7分

 誰でも「折り鶴」や「奴さん」などいくつかの折り紙を知っていると思います。  中世に儀礼的に使われていた折り紙(*1)が、遊びとして広まったのは、紙が庶民にも使えるようになった江戸時代。このころにたくさんの折り方が考案され、折り紙文化は花と開いたのでした。
  この時代から続く小林染紙店が、正方形で片面が色、もう片面は白というスタイルの「折り紙」を1885(明18)年、初めて世に送り出しました。その後、株式会社 ゆしまの小林 となり、百歳になっても楽しめるバリアフリーの文化遺産「折り紙」を伝承していくために、1972(昭47)年、おりがみ会館を設立しました。

 実はヨーロッパにも独自に折り紙はあったのです(*2)。日本の鎖国政策などもあり、日欧折り紙は交流することなく、それぞれ独自の折り方が発達しました。明治になって政府が取り入れた西洋教育にフレーベルの折り紙メソッドがあり、日欧の折り紙はここに相まみえたのでした。その後、古くから伝わる伝承折り紙に加えて、新たな折り方が考案され、日本の折り紙文化は世界的に広まり、今では「origami」という言葉が通用するまでになりました。
和紙小物や民芸品も楽しい1階の売り場
2002羽の連鶴(部分)2002年に製作された
 それでは、6階建のおりがみ会館を順に見ていきましょう。
 ビルに入ると、1階は和紙を使ったハガキや便箋などの売り場です。ウチワや紙人形など手軽なお土産となるかわいい民芸品も並べられてます。

  階段を上がると、中2階は展示場です。折り紙作家による創作折り紙やちぎり絵などの作品が、定期的に入れ替わりで展示されています。

  3階は折り紙のセットや千代紙、友禅紙が所狭しと並ぶ売り場です。柔らかな和紙の織り成す美しい色彩がフロア全体にあふれています。折り紙に関する書籍や雑誌も、子ども向けから専門書、英語表記のものまでそろっています。
工房で和紙を染める若い職人さん。みるみる手染め和紙がならんでいく
 4階は手染め和紙工房、おりがみ会館の和紙はほとんどここで製作されています。染め師の職人さんが一枚一枚、和紙を染めあげていく実演を見学することができます。色鮮やかな和紙が次々と染めあげられていく伝統の技を、目の前で見るのもなかなかできない体験です。

  5、6階の教室では、毎日、折り紙や紙人形の講座(*3)が開かれています。初心者コースからかなり複雑な作品までの折り紙講座はもちろん、和紙を使ったコサージュやアクセサリー作り、和紙人形や和紙盆栽、ちぎり絵など、和紙に関した多彩なジャンルの知識と手法を知ることができます。

 折ってもちぎれない日本の和紙と細やかな手技が育てた折り紙、その世界に、あなたも一日遊んでみませんか。

*1−儀礼折り紙の今に残る名残が熨斗紙(のしがみ)です。
*2−「ほかけぶね」「風船」がヨーロッパから伝わった折り紙といわれています。
*3−講座は有料で予約が必要です


  ・開館時間 午前9時〜午後6時
  ・休館日 日曜・祝日、年末年始、夏季休暇
  ・入館料 無料
  ・お問い合わせ先 TEL03-3811-4025(株式会社ゆしまの小林)
  ・公式サイト http://www.origamikaikan.co.jp/

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