文京ふるさと歴史館
東京都文京区本郷4-8-29
東京メトロ丸の内線、都営大江戸線 本郷三丁目駅下車徒歩5分
都営大江戸線、三田線 春日駅徒歩5分

 春日通りを真砂坂上から北に路地を入ると、1991年に開館した文京ふるさと歴史館があります。

 

 受付を通って最初にあるのが、映像システム「私たちの暮らしの舞台」です。文京区は東京で最も坂の多い街ですが、その坂や台地の成り立ちを映像システムが解説してくれます。続いて、遺跡に見る文京の曙、どのように江戸の町が造られてきたか、そこで人々はどんな暮らしを営んできたか、さらに、明治になって文教の町へと成長する姿を映像で体験できます。
  1階では他に、遺跡からの出土物などの「文教のあけぼの」、街道や上水から江戸時代の町の形成を見る「大江戸づくりと文京」のコーナーがあります。

  2階は、「まちの風景」、「くらしの風景」、「文化の風景」の3つのコーナーで構成されています。

 「まちの風景」では、駒込にあったやっちゃば(野菜市場)駒込土物店(つちものだな)を再現した模型を見てみましょう。江戸の町の建物や人々の暮らしを細部まで活写した模型です。造りこみは、大八車の轍や、今とは少し見た目の異なる野菜に始まり、衣装や小道具、人々の所作に及んでいます。この膨大な情報量の模型を見ていると思わず時間を忘れてしまうほどです。
 「くらしの風景」では長屋と書院造の部屋が実物大で復元されています。庶民の生活用具の数々にならんで、菊人形でにぎわう団子坂の復元模型も必見です。坂の両脇に並ぶ菊人形の小屋、客の足を止めようと必死の呼び込み、口上を聞く紳士、子どもの手をひいたおかみさん、人ごみにたたずむ犬まで、明治の雑踏の話し声や足音が聞こえてきそうです。
 「文化の風景」は、文京区のもっとも文京区らしい側面がわかる展示です。昌平坂学問所から東京大学にいたる学校の起こりとその集中。また滝沢馬琴に始まり、一葉、啄木、漱石、鴎外らの文人たちのこの地での暮らしをしのぶことができます。

駒込土物店模型 歳月を経た生活用品

文化の風

  建物はそれほど大きくはありませんが、展示の中味は非常に濃いといえるでしょう。文京ふるさと歴史館のテーマである「歴史への時間旅行(タイムトリップ)―台地と坂と水、そして暮らしの舞台」という言葉が、展示の内容を端的に表現しています。

 この文京ふるさと歴史館は、歴史と文教の街、文京区をジオラマやコンピュータを駆使して複眼的に興味深い手法で紹介し、大人から子どもまで楽しんで探索することができる場所です。

 

■土器パズル 弥生式土器は文京区弥生町で初めて発掘されました。スイッチを押すとタイマーがスタート、土器を復元するゲームです。初級と中級の2つがあります。 ■検索コーナー 館内に3ヶ所設置されています。メニューには、「地図で探検する」「クイズとパズル」「歴史館スペシャル」「文京文化財検索」「街並みの移り変わり」があり、来館者は自由に知りたいことを調べられます。
特別展示やイベントが随時開かれています。詳しくはHPで。

  ・開館時間   午前10時〜午後5時
  休館日   月曜・第4火曜、年末年始
  ・入館料 100円(中学生以下、65歳以上は無料、特別展開催中は別途)
  ・お問い合わせ先 TEL 03-3818-7221
  ・公式サイト http://www.city.bunkyo.lg.jp/rekishikan/

戻る